うつ病の検査にはどのような方法があるか?

うつ病の兆候を感じて病院へ行った場合、医師の診察を受けるかたちになります。

この段階では本人の自己申告と、DSMやICDなどのうつ病チェック、絵を描いたり心理テストを行うなどの簡易的な検査を行うことはできます。

ですが、この検査はあくまでも本人の自己申告によるため、科学的根拠に乏しいといえます。

もし本格的なうつ病を発症している疑いが強いときは、専門の医療機関にて特別な機材などを使った科学的検査を受けることが出来るのでしょうか?

【うつ病の検査は可能】

患者が希望すれば、科学的なうつ病の検査を受けることはもちろん可能です。

最近では医療機器の発達により、より精度の高い検査を受けることができます。

検査をすることによって、客観的に可視化された結果を見ることによって自分の状態を把握できるというメリットがあります。

【うつ病の代表的な検査方法】

①光トポグラフィー検査・・・光トポグラフィーとは、近赤外光を脳に当て、大脳皮質機能をマッピングすることを指します。

検査は、「光トポグラフィー装置」を頭部に装着し、近赤外光を照射します。

とある質問に答えたり、問題を考えるなどの脳活動を行ったときに血流が変化しますので、それに伴う大脳皮質の血中ヘモグロビン濃度変化を計測する方法です。

②唾液検査・・・患者の唾液を採取し、唾液内にどんな分泌物が含まれているかを検査します。

ストレスを感じている時に分泌される「クロモグラニンA」などの物質について、その分量やバランスを調べることで、うつ病かどうかを判断するという方法です。

手軽にできて料金も安価ですが、主にストレス度合いを測る検査のため、正確性という点では他の検査項目と比べて劣ります。

③血液検査・・・採決を行い、血液に含まれる「血漿(けっしょう)」を検査する方法です。

健常者の血漿と比べて、うつ病患者の血漿には「EAP(エタノールアンミリン酸)」という成分の濃度が低いことが明らかとなりました。

この研究結果を活用して、血液検査によりうつ病かどうかを検査することが可能になりました。

④尿検査・・・最近では、尿検査を行うことで精神疾患であるかを判別することが可能となりました。

尿に含まれる『バイオピリン』というストレス物質からうつ病や統合失調症・高齢者の認知症などを判断する方法です。

ストレスを感じるとバイオピリンは即座に尿内に生成されるため、有効な検査方法といえます。